患者の死を克服するメンタルとは

「死」。それは誰にでも必ず訪れるものです。
しかし、若ければ若いほどその「死」には何となく程遠く、あまり実感が出来ないものなのではないでしょうか?
とはいえ、看護という仕事をしていると、一般的なサラリーマンやOLといった職種に就いている方以上にこの「死」というものが身近に感じられる職種であるといえます。その為、看護師や医師、介護士といった職業に就く限りは、その「死」を乗り越え、次に関わる患者の前では平気な顔をしていられるくらいのメンタルを持っている事が必要になってくるといえるでしょう。しかし、終末期医療を勉強したいと看護師さんも多く、転職の問い合わせはたくさんあります。幼い頃にご両親をガンでなくされていて、最初は避けていた終末期医療でしたが、親への恩返しのつもりで応募したという同僚もいます。

例えば、ターミナル(終末期)患者に関わる看護師は、ほぼ毎日、いつ誰が亡くなってもおかしくない現場にいます。その為、ここで築かれる関係はとても短い間のもの。きっともうその関係さえ築きたくないくらい短い方もいるかもしれませんね。しかしどうでしょう?たった少しの間とはいえ、その看護がとても献身的なものであればあるほど、患者にとってのあなたはかけがえのない存在になっているといえるのではないでしょうか?中には、患者自身やその家族が自分の「死」をうけいれられない人も少なくありません。そういった人にこそ看護師との密接な関係が必要になるといえるのではないかと思います。

さて、患者の死や、業務上の辛い経験が多くあると、何だか心が滅入ってしまうような気がしますよね。こういった弱いメンタル面の克服をしないと訪れるのがうつ病などの精神病で、その後の仕事にも影響を与えかねません。特に、思い入れの強かった患者の死に直面した時というのは、次の現場に向かうのが億劫になってしまう事もありえます。もちろん、「私メンタル弱くて」という人は多いもの。強い方が珍しいくらいなのですが、日本人の場合は悪い意味で謙虚な部分が現れ、どうしても物事に対して消極的になりやすいものです。その為、こういった悲しい現実などをなかなか受け入れる事が難しいのです。

そこで大切なのは、なんといっても上手な気持ちの切り替え方だといえます。何に対してもポジティブシンキングでいなさいというのはなかなか(場をわきまえるという意味でも)難しい事ですが、趣味に没頭するなどのストレス発散方法を知っていたり、あれはあれ、これはこれといい意味で分別出来る余裕をもつ事が出来るといいですね。
なかなかメンタルの克服をする事は難しいですが、少しでも心に負担を与えないような仕事をする事が必要になるといえるでしょう。

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